2016年12月19日月曜日

現場でいろいろ。役割分担と楽しい現場づくりの話。

やっぱり現場は動きがあっていいです。
青島刑事が「事件は現場でおきてるんだよ!」と言っていたけど、あれは本当ですね。


ピアはままつの店長柴田と、ピアウェルショップひくまの店長大島が協力して作ってくれた、新しいカタログが届きました。
こういうの、うれしいですね。

わたしの能力ではどうしようもないことを、現場の人達が手をかけてくれて完成していきます。



そして、病院売店の花まるでは、マスコットもクリスマスモードになっています。
楽しいことを楽しみつつ、現場を作ってくれるのは本当にうれしいです。

私は創業者なので、どうしても現場に愛着が強いです。でも、もう自分が手をあんまり出すところがありません。みなさんのほうが、上手にやれるようです。

というわけで、今年ものこり10日間。コツコツ営業に廻ります。皆さんの愛着を、患者さんへの価値提供に変えていきます。


2016年12月11日日曜日

気づく人を増やし、動き出す人へ育てる 静岡人材育成塾の最終報告会でした。

普段見ている地域を少し違う視点から見て、課題に気づき、それを深掘り、課題解決方法を見つけ出す手法を学んで実践する。そんな静岡市の取り組みがあります。関わり始めて3年目、今年も無事に最終報告会を迎え、審査員をしてきました。


静岡市の行なう地域デザインカレッジは、静岡市のが行なう地域人材育成塾です。
半年間かけて頭と足をつかって学びます。



とはいえ、そんな取り組みもみんなで楽しく。
昨日の打ち上げには、静岡市長の田辺さんも参加してくれました。
静岡市人材育成塾は、市長が学長となり自らぐいぐい引っ張っています。


日本はゆるやかに人口減少しています。これからも減り続け、今の規模や地域自治、電気ガス水道などのインフラの維持供給も、このままでは難しくなる日がやってきます。
さて、どうしましょう。

そう言われても、日常生活は不自由なく続いている今、あえて動き出す人たちは少ないのが現状です。それは公共の話なので行政の仕事で、お上がなんとかしてくれそうです。日本は豊かな国です。

ところが、人が減るってことは行政の職員さんも減るし、予算も減ります。そうすると、同じ種類と量の公共サービスは維持困難です。実際のところ、2005年から2014年までの9年間で、行政が担う仕事は14%増えたのに職員数は12%減りました。

いままで仕事100件を100人でやっていたのに、仕事114件を88人で担う。
これが加速していく。さて、どうしましょう。

地域によっては、まだ余裕があるところもあります。たとえば静岡県はかなり豊かで、少子高齢化のうねりも、まだ実感的に困りごとにはなっていません。
でも、先に少子高齢化のうねりが地域生活を困難にしている地域があります。
そういう地域では、2000年頃から小規模多機能自治やコミュニティサービスの先行事例が生まれています。

その先輩地域が、すでに実際にやってみた取り組みから、行政が仕組みにしてやるよりも地域や当事者が気づいてちょっと工夫したら、この仕事が結構減らせることがわかってきました。

未来の地域のあり方を考えて、来るべき2035年問題に備える。そんな取り組みに、少しネジを巻いて向き合う時期にきています。

地域デザインカレッジ2016


2016年12月5日月曜日

地方でチャレンジする人を育てる人、地域プロデューサーという役割。新城市の 事例。

注:本記事の内容は、新城市役所がしかけているものではなく、新城市の若者たちが自発的にマネタイズしながら仕掛けている仕組みについての情報です。

今年も、新城市で行われた若手プレゼン大会にて審査員をしてきました。


ビジコンとは違い、この事業の地域インパクトや見えてる視点を共有していきます。ビジネス化を当然考えるのですが、大事なことは、生き残る地域に向けて自分たちの事業をどう位置づけていくのか。そして、やりきる体制を作るのか。



この発起人は、安形真さん。
彼は新城市出身のUターン組。

安形さんのブログ
http://agata-makoto.hatenablog.com/

きっかけは、彼と同時期に新城市で地域の特徴を活かした事業を始めた友人が、相談できず、1人で頑張り、燃え尽きていったことを見てきたからです。その人は、才能あふれる頭もキレる人で、努力もしたし地域も期待していた。でも、周りに支え合うコミュニティがなかった。

じゃあ、作ろう!と思って取り組み始めたのがこのプレゼン大会です。
地域課題解決の創業支援を行うためには、しくみの他に、地域の人たちが本気で一緒になってくれないと達成できないのです。しくみにプラスして、人の力です。

人の力を引き出すためには、チャレンジする人の思いや取り組みを、わかりやすく翻訳する必要があります。その一助を担うのが、このプレゼン大会です。
この取り組みは、地域プロデューサーと呼ばれる人が、地域のチャレンジを見つけて、育てて、そして多くの人を巻き込むための仕掛けをしていくものです。

今年のプレゼン大会では、最終的に3組のチャレンジャーがプレゼンを行いました。優劣つけがたいですが、それを審査員は評価せねばなりません。


考えすぎて脳みそがエネルギー切れとなり、審査員控室でおやつを食べてチャージ。
さらに考え、討議して、最終的に評価をしました。

どの取り組みにも優劣はありません。
気づいて、やり始めている人のチャレンジスピリットは、それだけでまず尊いです。

そんな地域のチャレンジを丁寧に育てる取り組みを育てる、地域プロデューサーとしての取り組みがあります。来年の第4回目にむけて、ますます加速することを期待しています。

奥三河若手起業家プレゼン大会については、こちらのURLを御覧ください。
http://okumikawa.jp/

来年も、関わります。
ぜひ皆さんも会場に起こしください。