2016年2月23日火曜日

春節明け、一個目の荷物が無事到着。ホッ。

中国工場から、春節明け一個目の荷物が無事到着しました。


春節前は便が混んでいたり、工場のスタッフさんがバタバタと年末モードでなかなかいつもどおりに進行しないので、毎年春節休暇+前2週間は特別進行です。

そして、春節もあけ、無事に荷物が到着するとほっと一息です。

あけて、検品して、みなさんのお手元に届くまでにもう少し社内で工程があります。
お客さまのお役に立つ商品にスタッフが仕上げるまで、もう少しかかります。

2016年2月18日木曜日

2015年度の振り返りと2016年度に向けて考える。鬼がに笑われても前倒し。

年度区切りで考えると、後1ヶ月と10日ほどで今年度は終了。
年号、年度、事業年度(決算)、と大きく3つの区切りがあるので、いつも区切りに追われている気がします。

個人的には決算期の区切りが一番重いです。
今期はこれをやるぞ、という目標が達成されたかどうか、毎期末ごとに振り返り/目標設定/具体的計画を繰り返します。今期の目標がまだ達成されておりません。急がねば。

そして、ここ数年は、まちづくりや大学に呼んでもらうようになりました。
よって年度区切りも気になります。
(来年度は、新城市と浜松市にコミットさせていただくことになりました。)
富士市産業支援センターf-Bizにも、引き続きビジネスアドバイザーとして1.5ヶ月に1回ペースで相談員をさせていただきます。

個人的には、ごまかしごまかし来ている中国語をブラッシュアップしたいです。取引先の中国人の皆さんが英語/日本語に堪能なので、あまり困っていないのですが、やっぱりぐっと踏み込むには現地言語が出来たほうがいい。その空気感がかわります。

というわけで、鬼に笑われますが、2016年度に向けて新しいことを始めます。


浜松駅の新幹線改札口中に現在展示中のヤマハグランドピアノ。音の技術を使って、音を消す機能付き。音の波を打ち消す波を出しているらしい。すごいね、ヤマハ。

2016年2月16日火曜日

雇用改善を考えるなら、企業の業務改善をした方がいいんじゃないか。

ピアは30−40代女性メインの会社です。この時期は、仕事以外に子育て・介護・家のこと・学校のこと・地域のことなど役割も多く、仕事に注力できる時間が限られてきます。

というわけで、弊社の就業タイムは10−17時、土曜日完全定休、日曜日は月2回出勤。
30分くらいの残業は月2日くらい。
お給料は普通くらい。
この環境を守るために、一番大事なことは、これで経営が回ることです。

新規採用のためハローワークで相談したところ、沢山の補助金メニューがありました。ほとんどは雇用環境改善目的の補助金で、人を雇うと補助金、教育すると補助金、ルールを作ると補助金。これって、風邪ひきの咳を止める咳止めシロップと同じく、対症療法ですよね。根本の会社の業務自体(風邪)は改善されませんよ。

本質的に、会社の経営がよくないのに、無理に雇用改善という名目で人を押し付けている気がする。

会社が回らなくなるのは、大きく3つの理由。

1:仕事量が多くて回らない
→マンパワー投入か業務改善か、業務量を減らすか

2:経営的に回らない
→利益を増やす、仕事を増やすか、会社を小さくするか

3:前向きな空気がない
→風向きを変えるか、人を変えるか、何か変化の力を加える

この3つが解決されていれば、時短でもいい仕事ができますよ。
そのかわり、それを守るために経営陣はちょっと見えない努力が必要ですが。

社長の特権は、やりたいだけ仕事をたくさんできる。これに尽きます。社員さんにこれをさせるとブラックですが、社長には関係ありません。それでも、見えてくる課題にチャレンジできるのは楽しい。

2016年2月9日火曜日

ものづくり現場の新しい事業モデル はましんチャレンジゲート審査員にて

浜松信用金庫が独自に行うビジネスプランコンペ「はましんチャレンジゲート」の審査員でした。

昨年に引き続き、今年も審査員の末席に加えて頂き、チャレンジの最先端に風を吹かせる事業に参加できるのはとても嬉しく、刺激的です。

内容についての詳細は書けませんが、地域柄と時代の流れの両方を感じました。

浜松市の基幹産業は、まだまだ製造業です。
しかも、生粋の製造業。

ものづくりというのは、ものづくりをするインフラを作り出す産業も抱えています。
自動車部品を作るものづくり企業は、部品そのものと、部品を作る工業ラインを維持管理向上させるものづくり部門も抱えている、ということです。

毎日現場で日本のものづくりを実践している現場で発生した気づきを、改善する事業に変えていこうとする会社もありました。

もちろん、イマドキなIoTやAI、フィンテックに関するようなものもありました。

このコンペの行方も気になりますが、もっと気になるのは皆さんの事業の行方です。
現場でしか気づけない本当のニーズを知っている皆さんが、これからのものづくりをガラッと変えていくのが楽しみです。



はましん、とは、浜松信用金庫の愛称です。
はましんチャレンジゲート
http://www.hamamatsu-shinkin.jp/business/challengegate/

2016年2月8日月曜日

経営学部で学べることと、学べないこと。ゼミ合宿のスピーカーをしてきました。



今日の富士山は抜群に綺麗でした。
静岡県裾野市にある帝人の合宿所で、経営学部1年生のゼミ合宿へゲストスピーカーとして参加してきました。

経営学部の1年生ですが、起業家教育をかかげるゼミなので、現時点で9割の学生が起業希望。全体的に元気のある、なんでも自分事としてキャッチして質問もできる、前のめりな学生たちでした。

経営学部にきても、起業の大変さはかわらないし、失敗リスクも下がらないと思っています。本当のところは、その手の研究をしているわけでもなく、データもないので確証はありませんが。とにかく、受動的に経営学部にきて終了しただけでは、何もかわらないことは事実です。

でも、ここで起業や経営についての知識を入れながら刺激を受けて、仲間や先生や私達のような実際に経営に携わる人間と真剣に話し頭をひねる中で、起業の発想をもつ脳みそがそだちそうです。

インプットしたものをただアウトプットしても、テストで良い点数をとれるだけです。
その知識×自分の気付きと脳みその発想で、新しい気づきを事業化していくのです。

だから、外に出て、見て、感じて、話し合え。脳みそが耳から出てきそうなくらいに考えろ、と今日は厳しいことをいってきました。

厳しいことを言うと、その言葉は自分にも返ってきますので、身が引き締まります。
10年後、このゼミから何人のアントレプレナーが生まれているのか。楽しみです。

2016年2月6日土曜日

今更ながら、我が親の適当さに気付いた話

雑談です。

母はすでに他界しています。もう5年以上たつので、情緒的な悲しさはありませんが、最近とにかく面白いことを思い出すようになりました。その頃はなんとも思わなかったのですが、その頃の母の年齢に近づいてきて、アレはおかしいだろうと気づくという感じです。

私は運動がとても苦手な子どもでした。そして今でも苦手です。
見た目は運動ができそうに見えるようですが、全くダメです。球技はボールの行方がわからず、取りに行く気にもならず、一生懸命追いかける気にもなりません。
ボールと戯れる猫を見て真面目だなと関心します。子どもの頃からあたまとからだが繋がっていない感じで、ドアを閉めながら挟まるとか、階段で一段踏み込み間違えるとか、いろいろあったように思います。

それでも学校教育の中で、鉄棒やボール投げなどがありますから、なんとかやるのですが芳しく無く、スポーツテストで5級とか級外をとっていた記憶があります。とにかく、ボールがとばない、ジャンプができない、のぼり棒にも登れない。

それなのに母は「大人になれば逆上がりくらいできるようになるよ」「ボール投げられなくても大人は困らない」「ダンスができなくても生きていける」と全く気にせず放置。私ものんびりしたもので、そうかそうか、別にいいかと思って過ごしていました。そして、そのうち忘れていました。

いや、母よ、あんまりよくないよ。

よく考えてみると、多分、母も逆上がりやボール投げができなかったのではないかと思います。どう考えても、スポーツが得意そうな感じがしません。あとは、多分、砂場の鉄棒で練習に付き合うのが面倒くさかったのだと思います。もういないので確認の手段はありませんが、9割方こんな感じだと思います。

それでも私は元気に仕事ができているのだから、あながち教育が間違っていたということもないとも言えなくない、ですよね。今一生懸命になっていて、できなくって困っている若者がいたら、ぜひこんなに適当な親でもちゃんと子どもは大人になったよ、と伝えたいと思います。

それにしてもかなり適当だったな、わたしの母親。


2016年2月2日火曜日

ライフサイクルで働き方は変わる。社会に携わり続ける人に、育児と介護の支援を。そして働き手は仕事のクオリティ最大化を。

103万円・130万円の壁が取っ払われれば、はたしてみんなフルタイムでバリバリ働くようになるのでしょうか。 そもそも、それは必要なのでしょうか。 

もちろん、生きていくのにはお金がかかりますから、収入確保のために夫婦共働きでフルタイム勤務が必要な人もいるし、フルタイム勤務が自分のアイデンティティの一部という人もいるし(私はこれに当たります)、いろんな理由でフルタイム勤務が必要な人もいるでしょう。

 しかし、そうではない人もいます。 状況が許して、年間100万円くらいの収入分くらい働いている人もいて、それでいいと思うのです。  たとえば、年収100万円くらいの働き方の人が5人集まって、500万円くらいの人件費分を稼ぎだすようなちょっとした会社をまわして、税金も払えたらそれでいいんじゃないか、と。それが地域の人たちをちょっとハッピーにするような仕事なら、尚素晴らしい。

どちらも貴重な働き手なのですから、フルタイムとパートタイムのどちらに対しても、子育て支援、介護支援は平等に提供されたほうがいいです。どちらもこれからの人口減少社会の働き手を支えるために、両方必要な働き方だからです。

人生は、個人の手に委ねられています。その人が選んで、生きるものです。 だから、選んだ人生の中で、社会と関わり働けるといいですよね。そして、必要ならば全ての人に対して子育て支援も介護支援も提供されたほうがいい。フルタイム、パートタイム、どっちでもいいから、社会に携わり続けてもらったほうがいい。そしてその時間は、クオリティ最大化のためにきっちり努力をすればいい。

 社会に平等なんてありませんから、資産に恵まれている人も居て、そうじゃない人もいる。 私は資産収入など全く無いので、必要な分は自分で働かなくてはならない。でも、そうじゃない人もいる。ただ、それだけ。 

女性が輝くかどうかはわかりませんけれど、とにかくパートタイムもフルタイムも仲良くしましょう。それぞれの人生の中で社会と携わりやすい時間数と方法は(つまり働き方)バリバリ働くか働かないか、の二者択一ではないですよ。103万・130万の壁の話は、とくに問題では無いように思います。それよりも、どちらの働き方でも柔軟に活用できる育児介護サービスの拡充のほうが、ずっと効果的です。実際にそのほうが働きやすくなるからです。

働き方はライフサイクルの役割によって、少しずつ変わっていくものです。シングルのとき、子どもが生まれた時、或る程度大きくなってきた時、病気になった時、介護が必要になった時、気持ちが落ち込んだ時、その時々で働き方を変えながら生きつづけていけばいいじゃないですか。